ニキビを1日で早く治す方法とは•簡単に出来るケアや家にあるものでの応急処置

ニキビを1日で早く治す方法とは•簡単に出来るケアや家にあるものでの応急処置
スキンケア

「顔にニキビができた!大切な予定があるのに……」という状況は、多くの方にとって辛いものです。早く治したいと思うのは当然のこと。

とはいえ、ニキビは1日では治せません。しかし、早く治すためのポイントや注意点はあります。
今回は、ニキビをなるべく早く治す方法やおすすめの市販薬について解説します。

ニキビを1日で早く治すためには

残念ながら、たとえ皮膚科を受診しても、ニキビは1日〜2日では治りません。

ここでは、ニキビを完全に治すのではなく、症状を和らげるための応急処置をご紹介します。どれも自宅でできることばかりなので、ぜひ参考にしてください。

ニキビを発見したら:触らない・いじらない・潰さない

ニキビがあると、つい触ってしまいそうになりますが、ぐっと堪えましょう。

どれだけ優しく触れたとしても、刺激となり悪化する可能性があるからです。

たまに、ニキビを潰そうとする方もいらっしゃいますが、これもおすすめできません。

ニキビを潰すと、より炎症を起こしやすくなります。

また、赤みや皮膚がデコボコするなどのニキビ跡が残ってしまうことも……。

なるべく触らないようにすることが、ニキビを早く治すためには欠かせないポイントです。

赤みをおさえるには:抗炎症効果のある薬を使う

赤ニキビは、毛穴の中でアクネ菌が増殖し、炎症を起こしている状態です。

白ニキビに比べて目立ちやすく、痛みを伴いやすいといわれています。

この赤みを抑える方法として「抗炎症効果のある薬を使う」が挙げられます。

成分の例は「イブプロフェンピコノール」や「グリチルレチン酸」などです。

ニキビの赤みを抑える薬は、薬局でも購入できますが、皮膚科で処方される薬の方が効き目は強めです。

また、薬を使うことで赤みは目立ちにくくなるものの、完全にニキビが消えるわけではないことを知っておきましょう。

急なニキビは:保冷剤などで冷やして緩和・ただし注意点アリ

赤みや痛みのあるニキビが急にできたときは、布やタオルで包んだ保冷剤で冷やす方法もあります。痛みなどの炎症を落ち着かせられますが、以下の点に注意が必要です。

  • 冷やすのは急にできた赤み・痛みのあるニキビ限定
  • すでにあるニキビや繰り返しできているニキビは冷やさない
  • 保冷剤を包む布やタオルは清潔な状態で使用する
  • 何分も冷やし過ぎると凍傷になる

また、体が冷えてしまうと、血液の循環が悪くなり、ターンオーバーが乱れてしまう可能性があるため、冷やすのは急なニキビのある箇所のみにしてください。

体と心を回復:早く寝る・気に病みすぎない

ニキビなどの肌トラブルを解消するためには、睡眠をしっかりとることも大切です。

睡眠不足や夜更かしは、肌のターンオーバー(肌が一定のサイクルで生まれ変わる仕組み)の乱れに繋がります。その結果、今あるニキビが治っても、また次の吹き出物があらわれたり、毛穴のつまりなどのトラブルが起こったりする可能性も……。

お肌のためにも、睡眠を含む生活習慣は整えた方がよいでしょう。

また、ストレスも肌荒れの原因のひとつです。そのため、ニキビを気にしすぎないようにすることも、早く治すために意識したい点といえるでしょう。

絶対に目立たせたくない!1日限定の応急処置

※こちらは「治す」方法ではなく、「カバーする」ことに特化した応急処置です。

一時的に患部を塞いでしまうことになりますので、自己責任で行って頂くようお願いします。

ニキビ薬を患部に塗ってパッチでカバー

抗炎症効果のあるニキビ薬を患部に塗り、上からコンシーラーパッチで一時的にカバーする方法。写真を撮る用事があったり、どうしても人前に出なくてはいけない時などの応急処置としてご紹介します。ですが、以下の注意点をご確認のうえ、ご自身の責任で行ってくださいね。

ペアアクネクリーム

ZERO SOLUTION SPOT COVER PATCH

ニキビを早く治す•薬局で買えるおすすめの市販薬

ニキビの市販薬はいくつも販売されているため「どれを購入すればいいのかわからない」と迷ってしまうことも……。そこで、ニキビを早く治したい方に向けて、薬局で購入できるおすすめの市販薬を3つピックアップしました。

ペアアクネクリーム

炎症を起こしているニキビを鎮静し、跡が残りそうな状態にもアプローチ。毛穴が詰まって芯を持っている状態にも有効なので、応急処置〜完治まで寄り添ってくれる強い味方に。

イハダアクネキュア

塗ると透明になるジェルクリームが特徴で、軽やかなつけ心地で患部に負担をかけない。油分量が少なくさらりとした使い心地なので、メイクに影響を及ぼしにくいのも嬉しいポイント。

メンソレータムアクネス

4つの有効成分が赤く痛みをもったニキビを改善。肌を柔らかくし血行促進することで、ニキビが再発しにくい状態に整える。少々イオウの匂いあり、有効成分の匂いとはいえ苦手な人は注意。

今すぐできる!ニキビを家にあるもので治す方法は?

ニキビを早く治したい方は、家での過ごし方も意識したいポイントです。

家にあるものでニキビを完全に治すことはできませんが、緩和させ、悪化させないようにする応急処置はあります。具体的には「枕カバー・タオルを清潔で柔らかいものにする」「髪が顔にかからないように留める」「しっかり保湿する」です。

ひとつずつ、チェックしていきましょう。

枕カバーやタオルを清潔で柔らかいものにチェンジ

枕カバーや顔を拭くタオルを、肌に優しく清潔なものに替えましょう。

意外に思われるかもしれませんが、ニキビと枕は切ってもきれない関係です。

人間は、一晩でたくさん汗をかくことから、枕の表面は雑菌だらけ。そこに顔を押し付けて寝ると、毛穴が塞がれてしまったり、雑菌が繁殖しやすい状態になったりします。

また、枕の素材が肌への刺激になることも……。

おすすめは、シルクやコットン、リネンなどの素材です。

顔を拭くタオルも肌をチクチクとしない柔らかなタイプを選びましょう。

顔に髪がかからないようにまとめる

ニキビができたときは、前髪やフェイスラインの髪が顔にかからないように、ヘアピンやヘアゴムを使って、髪をまとめましょう。

髪の先がニキビに当たると、刺激となり悪化してしまう可能性があるからです。

とくに、おでこにニキビがある場合、前髪で隠したくなる気持ちはわかりますが、早く治すためにも、前髪は留めておくことをおすすめします。

また、普段から、毛先が顔にかからないようにすることで、ニキビの発生防止に繋がります。

しっかり保湿して肌の潤いを保つ

ニキビができたときは、スキンケア時に「保湿」と「刺激の少なさ」を意識しましょう。

まず、肌の潤いを保つために、保湿成分の含まれた化粧品を使うことが大切です。

刺激については「肌に優しい成分がメインのものを使う」や「ごしごしと強く擦らない」「シャワーを顔に当てない」などが挙げられます。

ニキビを早く治そうと、1日に何度も顔を洗ったり、洗浄力の強い洗顔に替えたりする行為は、かえって悪化に繋がる可能性があるためご注意ください。

ニキビが出来やすい人はスキンケアをライン使い

日々のスキンケアも、ニキビを防ぐためには欠かせないポイントです。例えば、ニキビ肌向けに開発されたスキンケアを使うことで、ニキビの発生を抑えられることもあります。

この項目では、ニキビにお悩みの方へおすすめのスキンケア商品を3つご紹介します。

プロアクティブ

ニキビケアを発表して20年の歴史を持つ信頼のブランドプロアクティブ。「洗う・届ける・整える」の3ステップケアでニキビができにくい健やかな肌へと導いてくれるスキンケアライン。10代の思春期ニキビから20代後半に差し掛かって発生する大人ニキビまでケアできる優れもの。洗顔から根本的にケアを見直すことで、肌の健康状態を底上げする。

ノブACアクティブトライアルセット

ニキビの原因である「毛穴のつまり」を取り除くことにスポットをあて、洗顔と保湿にこだわったスキンケアライン。大人になってからできるニキビをしっかりとケアしてくれるので、20代後半からの忙しく過ごす女性からの支持が厚い。さらに、ニキビ以外の気になるお悩み「シミそばかす・乾燥・くすみ・テカリ・ごわつき」などもマルチにケアする高機能ライン。

アクセーブイプノス

「見えないニキビ」から「見せたくないニキビ跡」まで、まとめてケアするデパコスライン。突然感じる肌のムズムズやかゆみもニキビの予兆としてしっかりと捉え、朝晩のスキンケアだけでなく日中過ごしている間のことも考えた設計。根本原因にアプローチして、肌をキレイに見せながらクリアな肌作りを目指す。

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ニキビは食べ物でインナーケアも

ニキビを早く治したいときは、食事で体の中からケアする方法もおすすめです。

例えば、脂っこいスナック菓子や揚げ物を控えたり、ビタミンやタンパク質を積極的に摂取したりすると、ニキビの防止に繋がります。

また、カフェインや辛いものなど、刺激物を控えることも意識したい点です。

①今は我慢!甘いもの・揚げ物・スナック菓子をやめる

甘い食べ物や揚げ物、スナック菓子などを食べ過ぎると、皮脂が過剰に分泌されることがあります。そして、皮脂の過剰分泌はニキビができる原因の一つです。

具体的な食べ物としては、以下が挙げられます。

  • ドーナツやケーキ
  • ファーストフード
  • ラーメン
  • フライドチキンなどの揚げ物
  • スナック菓子 など

「脂っこいものや甘い食べ物はNG」と考えると、覚えやすいかもしれません。

ニキビが気になるのであれば、一時的にでも食べないようにしましょう。

②野菜や魚で正しくビタミン摂取

肌に良いビタミン類を野菜や魚・果物などから摂取する方法もとりいれましょう。

とくにおすすめなのが、皮脂の分泌を調整してくれるビタミンB2やビタミンB6です。

  • ビタミンB2:青魚・納豆・海藻・レバー・卵 など
  • ビタミンB6:カツオ・マグロ・酒・バナナ・にんにく など

また、ニキビ跡ができるのを防ぐ効果に期待できるビタミンCも摂りたい栄養素です。

  • ビタミンC:レモン・いちご・トマト・ピーマン・ブロッコリー など

野菜や魚で摂取することが難しい場合は、サプリメントやドリンクの活用も検討しましょう。

③質のいいタンパク質で美肌づくり

タンパク質は、筋肉だけでなく、内蔵や髪など体のさまざまなパーツの元になる栄養素です。

もちろん、美肌づくりや健やかな肌を保つためにも欠かせません。

肌のターンオーバーを整える働きもあるため、ニキビケアにもおすすめです。

良質なタンパク質が含まれている食材の例を見てみましょう。

  • 納豆
  • 豆腐
  • 鶏肉
  • ヨーグルト
  • 牛肉・豚肉の赤身
  • かつお
  • さば など

上記のように、日々の食生活にとりいれやすい食材も多いため、積極的に摂取しましょう。

④刺激物は控えよう!カフェインや辛いものに注意

ニキビが気になる時期は、カフェインや辛い食べ物は避けた方がよいでしょう。

まず、カフェインには利尿作用があるため、ビタミンB群やビタミンCなどの美肌に欠かせない栄養素を流してしまいます。カフェインが含まれている紅茶やコーヒー、エナジードリンクなどは、1日にたくさん飲み過ぎないようにしましょう。

また、カプサイシンと呼ばれる辛味のある成分は、胃腸の機能を低下させるといわれています。胃腸の機能が弱まると、栄養素を吸収しにくくなったり、便秘になったりすることから、ニキビができやすい状態になってしまうため、ご注意ください。

応急処置の後はしっかりとケアして着実に治そう

見た目が気になるニキビですが、1日や2日で完全に治るものではありません。

しかし「抗炎症効果のある薬を使う」や「なるべく刺激を与えない」などをおこない、治りやすくすることは可能です。

また、いきなりできた赤みのあるニキビは、冷やすと痛みなどの炎症が和らぐことも。

その他、肌に触れる枕カバーやタオルを清潔にしたり、食事を意識したりする方法も効果的です。

もしも、ニキビを少しでも早く治したいのであれば、スキンケアを見直すほか、皮膚科の受診も検討しましょう。

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