肌のくすみの原因とケア方法•紫外線対策や皮脂の酸化防止&食べ物で内側からも改善

1年を通してお悩みとして話題に上がりやすい「くすみ」。肌の印象を暗く見せてしまうだけではなく、放置するとシワやシミなどが目立ちやすい老化肌につながっていくので注意が必要。くすみの原因は「肌内外からの刺激やストレス」「生活習慣」などが挙げられますが、具体的な要因をご存知でしょうか。今回この記事では、くすみの原因を詳しく解説。さらに後半ではくすみ解消におすすめのスキンケアや食べ物をご紹介していくので、最後までお見逃しなく。

肌のくすみの原因は?まずは要因をチェック

くすみの原因:紫外線

ひとつ目に挙げられる原因は紫外線による影響。紫外線を浴びると肌がメラニン色素を生成し、暗い肌色になっていきます。さらに、肌の生まれ変わりであるターンオーバーのリズムが乱れてしまうため、古い角質が溜まりやすくなり、くすんだ印象に。合わせて肌のほてりが静まるまで肌は敏感な状態になり、少しの刺激でもメラニンを生成するようになってしまうため、しみや黒化の原因を長く抱えることに。

紫外線によるくすみの対処法は?

まずはしっかりとUVケアを行うことが大切。日焼け止めを使用したり、日傘や帽子などのアイテムを使うのもおすすめです。暑い日は汗で日焼け止めが落ちてしまうことも多いため、こまめな塗り直しを意識して。もし紫外線を浴びてしまったら、すぐに冷やして保湿。くれぐれも日焼け後の肌を放置しないようにしましょう。

くすみの原因:乾燥と角質肥厚

ふたつ目は乾燥と角質肥厚。乾燥した状態の肌はターンオーバーが乱れ、古い角質が溜ま理やすい状態。古い角質をそのままにしておくと、肌は暗くくすんだ印象に。さらに乾燥によって肌のキメが乱れスカスカになってしまうと艶やかさを失うため、透明感のないカサカサとした質感となりより一層くすみが目立ってしまいます。

乾燥•角質のくすみ対処法は?

しっかりと保湿することが大切。化粧水でたっぷりと潤した後は、乳液やクリームなどのオイル成分が含まれたアイテムで蓋をするとより効果的です。さらに角質肥厚が深刻な場合は、ピーリング成分の配合された洗顔や拭き取り化粧水を使用するのもおすすめ。乾燥により肌が敏感になっていたり赤みがある場合は、皮膚科で一度相談しても良いでしょう。

くすみの原因:毛穴内の皮脂酸化

次に挙げられる原因は、毛穴内の皮脂酸化。毛穴からは汗や皮脂が分泌されますが、その皮脂が参加してしまうと黒ずみの原因に。毛穴が黒ずんでいると肌全体が暗くなり、くすんだ状態になってしまいます。毛穴が汚れてしまうとニキビや吹き出物ができやすく、ニキビ跡などの新たなトーンダウンに繋がることも。

毛穴•皮脂酸化のくすみ対処法は?

毛穴の汚れや皮脂酸化は、まず正しい方法でクレンジングすること。そして清潔な寝具やタオルを使用し、メイク道具も清潔な状態を心がけましょう。さらに、毛穴によるくすみのお悩みは食生活や生活習慣でも左右されます。脂っぽい食べ物や糖質の摂りすぎには注意し、よく眠り体を休めることも大切ですよ。

くすみの原因:マスク摩擦や刺激

ここ数年でマスクをつけることが多くなりましたが、マスクでの摩擦やその他肌への物理的刺激もくすみの原因に。肌は長い期間擦れたり強い刺激を受けると、メラニンを作り出してしまう性質があります。洗顔やスキンケアの際に強く擦りすぎたりするのもNG。まだ必要な角質が剥がれ落ちてしまい、未熟な細胞が外に露出してしまうことになるので、肌トラブルを引き起こしてしまいそれがくすみに繋がってしまうのです。

摩擦や刺激のくすみ対処法は?

マスクをつける際はこまめに保湿をして、擦れによる刺激をなるべく和らげること。何らかの要因で強い刺激を受けた場合は冷やしたり炎症を抑える薬を塗布して肌を労りましょう。スキンケアは優しく丁寧に。コットンやシートマスクを使用する際は、肌の上をすべらせる程度の力加減で行いましょう。

くすみの原因:血行不良

最後に挙げられる代表的な原因は血行不良。血流量が減ってしまうと肌の赤みが低下し、黒っぽい肌印象に。そして肌の血液循環が悪くなると、細胞に酸素や栄養が行き渡らず肌荒れや乾燥を引き起こし、肌の代謝が停滞するためくすんだ肌になってしまいます。

血行不良によるくすみの対処法は?

日頃からシャワーだけではなく湯船につかる習慣をつけ、程よい運動で代謝を高めていきましょう。冷たい食べ物や飲み物の摂りすぎには注意し、食事は血液循環を良好にしてくれる食べ物を選んで食べるのがおすすめ。記事の後半でご紹介するのでお見逃しなく。

くすみ解消におすすめのスキンケア

原因をチェックしたところで、ここからはくすみ解消に効果的なスキンケアをご紹介。一年を通して使いやすいアイテムをピックアップしました。

プチプラなのでたっぷり使える!
メラノCC
薬用しみ対策美白化粧水

肌全体を潤いで満たしてくれる化粧水。ビタミンC誘導体がメラニンの生成を抑制し、しみそばかすを防ぎます。さらに抗炎症効果で肌荒れを抑え、ニキビや吹き出物のケアも可能。くすみの原因にしっかりとアプローチしてくれる優れものです。しっとりタイプがおすすめ。

真珠の成分で輝く肌へ
アクアレーベル
ホワイトケアローション

美白有効成分のトラネキサム酸が配合されている化粧水。シミ・そばかすを防ぎながらしっかりと保湿してくれるので明るい印象の肌に。乾燥によるくすみを解消するパールエキス配合。真珠のように艶やかな透明感あふれる素肌へ。

独自美白成分が肌深部に届く
オルビス
ホワイトクリアエッセンス

デパコスで有名なポーラ•オルビスの独自美白成分「m−ピクセノール」がメラニンの蓄積を抑え、しみ•そばかすを予防。表面にとどまらず角層のすみずみに潤いを届けるから、くすみの起きにくい健やかな肌へと導いてくれます。キメも整える効果もあるので。ふんわりと光を放つような美肌に。

ニキビや肌荒れが気になる人はコレ
アクセーヌイプノス
シーバムクリアリペアセラム

抗炎症効果と美白効果を兼ね備えた薬用美容液。肌荒れやニキビを繰り返しやすい人はそれだけくすみやすくなっているため、ニキビケアと美白ケアがセットになったアイテムを選ぶのがおすすめ。バリア機能をサポートし、さまざまなくすみの原因から肌を守ります。

くすみの原因は食べ物にもアリ?

さて、くすみの原因とおすすめのコスメをチェックしましたが、ここからは食べ物についてのお話。実は肌のくすみは食生活でも左右されるんですよ。くすみを引き起こしてしまう食べ物もあれば、反対にくすみを改善してくれる食べ物も。それでは早速、まずは食べるとくすみやすくなってしまう食べ物を確認。

くすみを引き起こす食べ物とは

食べ物によってくすみが引き起こされるのは、一般的に「肌が糖化・酸化」するからだと言われています。「この食べ物を食べると糖化・酸化する!」という食材はありますが、実は食べる時間や環境要因も含まれるのです。それよりも調理方法や調味料、不足した栄養素によって体が不調のサインを出している状態だと考えた方がかわりやすいでしょう。

具体的には以下のような料理や食事がくすみの原因に。

・揚げ物や脂っぽいラーメンなど
・白砂糖を大量に使ったケーキやお菓子
・ビタミンの含まれない食品や菓子パン類
・タンパク質の不足した食事

食生活の見直しも、透明感のある肌作りに欠かせないですね。

くすみを解消するおすすめの食べ物

くすみを解消するためには、バランスの取れた食生活が何よりも大切。さらにおすすめの調理方法や、積極的に摂っていきたい栄養素も。以下のような食材や調理方法を選択すると、くすみにくく透明感のある肌作りへと繋がりますよ。

炭水化物は低糖質•低GIなものを選ぶ

糖質を過剰摂取してしまうと、余分な糖が肌のタンパク質と結びつき、肌の老化や変色を促進させます。そのため、肌はくすみやすくなり、暗く老けた印象に。ですから、低糖質な食品や低GI(血糖値の急上昇を防ぐ)を選択し、賢くエネルギーを摂取すると良いでしょう。

具体的には以下のような食品が挙げられます。

玄米・発芽米・全粒粉パン・ライ麦パン・きび糖・そば・ナッツ類・キヌア

血流をよくしてくれる食材や調理方を選ぶ

糖と合わせて意識したいのが、血流をよくしてくれる食事。血行不良や血液不足が起きると肌へ十分な酸素や栄養が行き渡らず、肌は荒れやすく黒くくすんだ印象になります。そこで、以下のような食べ物や調理方法を選択して、血液循環を向上させていきましょう。

しょうが・ねぎ・根野菜(れんこん・にんじん・ごぼう/など)・唐辛子などのスパイス

スープやお味噌汁・蒸し野菜・お鍋・リーブオイルでさっと炒める

タンパク質をしっかりと摂る

最後はタンパク質。人の肌はタンパク質で出来ていますから、不足してしまうと肌はしおれた風船のような印象に。良質なタンパク質をしっかりと摂取して、くすみのない輝くお肌を目指しましょう。

おすすめタンパク質

鶏ムネ肉・豚肉・卵・納豆・豆乳・魚類

くすみの原因を見直して透明感のある素肌へ

くすみの原因はひとつではなく、さまざまな理由によって引き起こされてしまうもの。普段しっかりとスキンケアをしているつもりでも、食事や生活習慣などでも左右されるので油断大敵。くすみのない透明感であふれる肌を目指して、肌内外のケアを引き続き進めていきましょう!

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